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2013年1月12日土曜日

Amazon Web Serviceで仮想サーバ構築 No.4 -Tomcatインストール-

仮想サーバはJava Servletが動作するAPサーバとして使用するので、
Apache Tomcatを仮想サーバにインストールする。

LinuxやCUIに不慣れだと小難しくて面倒に思えるが、やってみると案外簡単だった。



1.No.2にメモした方法で、インスタンスに接続する。

2.インスタンスにTomcatをダウンロードする。
sudo wget http://ftp.riken.jp/net/apache/tomcat/tomcat-7/v7.0.34/bin/apache-tomcat-7.0.34.tar.gz

ちなみに、ここでは現在の最新版であるver7.0.34をダウンロードしている。
最新のバージョン情報を確かめるにはここを確認する。

3.ダウンロードしたファイルをtar形式のアーカイブに解凍する。
sudo tar -xzf apache-tomcat-7.0.34.tar.gz

4.Tomcatを/opt直下へ移動する
sudo mv apache-tomcat-7.0.34 /opt/tomcat7

5.Tomcat操作用のユーザを設定しておく。maroと命名
sudo useradd -d /opt/tomcat7 -s /bin/false maro

6./opt/tomcat7以下の所有者を、5で設定したユーザに設定
sudo chown -R maro. /opt/tomcat7

7.Tomcatを起動
sudo /opt/tomcat7/bin/startup.sh

8.ブラウザで「http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080/」にアクセス。xxx...の部分は仮想サーバのIPアドレスに置き換える

9.こんな画面が表示されたらインストール成功!

※インスタンスのTomcatのWebページにアクセスできない場合はAWSのSecurity Groupを確認


よし!これで終わり!と思うかも知れないがまだやる事がある。
7でTomcatを起動した時に表示された内容に、おかしな点があるはずだ。


JRE_HOMEの位置が違うよね。
No.1から書いてきた通りにやってきたなら、jreは「/usr/lib/jvm/java-7-oracle」の直下にあるはず。

というわけで、この機会にJREの位置をTomにしっかり教えてあげよう。


10.catalina.shを編集し、JAVA_HOMEとJRE_HOMEを設定する。
sudo nano /opt/tomcat7/bin/catalina.sh
  JAVA_HOME="/usr/lib/jvm/java-7-oracle"
  JRE_HOME="/usr/lib/jvm/java-7-oracle/jre"

11.Tomcatを終了→起動し、JRE_HOMEが設定した通りに変更されているのを確認する。
sudo /opt/tomcat7/bin/shutdown.sh
sudo /opt/tomcat7/bin/startup.sh



ここまでやればAPサーバとして最低限の動作はするんだけど
せっかくなのでmanagerを使えるようにする。


12.tomcat-users.xmlを編集し、managerのアカウントを設定する。
sudo nano /opt/tomcat7/conf/tomcat-users.xml

tomcat-usersタグ内に以下の2行を追加(xxx..の部分は任意の文字列)
  <role rolename="manager-gui" />
  <user username="xxxxx" password="xxxxxxxxxx" roles="manager-gui" />



13.Tomcatを再び再起動し、ブラウザで「http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080/manager」にアクセスし、
IDとパスワードの欄に12で設定したusernameとpasswordをそれぞれ入力する。

14.この画面が表示されたらok




今回使ったコマンドの意味は↓のサイトに詳しく載っている。
Unix入門 - Linuxコマンド一覧
Unix入門 - Linuxコマンド一覧 - tar
Unix入門 - Linuxコマンド一覧 - useradd
Unix入門 - Linuxコマンド一覧 - chown


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