情報処理技術者試験。
学生だった2011年秋から、新人SEとして忙しく憂鬱に過ごしている今春まで4回受験。
2011年秋 基本情報技術者 合格
2012年春 応用情報技術者 合格
2012年秋 情報セキュリティスペシャリスト 合格
2013年春 データベーススペシャリスト 合格
そんな僕が、IT業界での情報処理技術者試験の評価を軽くメモしておく。
ITパスポート
専門知識としては低レベルすぎてIT業界ではまったく評価されない。
新人ならまだしも、普通は受験するのも憚られるレベル。
難易度 :低
就活評価:低
社内評価:低
基本情報技術者
情報系の学生なら持ってて欲しい。
2年かけても合格できない学生はITの適性がかなり低い。
就活ではそこそこアピールできるが、
「基本的な知識はあるんだな」「そこそこ勉強したんだな」と思われる程度。
現場では持ってても特に評価にはならない。
難易度 :低
就活評価:中
社内評価:低
応用情報技術者
情報系の学生でもこれを持っている人は少ない。
就活では良いアピールになる。「真面目に勉強してきたんだな」と思われる。
地頭が悪いか不真面目だと合格できない。そこそこ難関。
難易度 :中
就活評価:高
社内評価:中
スペシャリスト
情報セキュリティ:「四天王最弱」と言われる事もあるが問われる内容はかなり高度。開発職では非実用的。
ネットワーク:最難関の一角。合格には膨大な専門知識が必要。しかしその分かなり実用的らしい。
データベース:最難関の一角。必要な知識はネットワークほど多くないが深い理解とセンスが必要。かなり実用的。
エンベデッド:異色。組込み系に縁がないと学習にとんでもなく時間がかかるらしい。持ってる人を見た事がない
各分野とも国内最難関。
ひとつでも持っていると普通の学生の間では崇められる。
新人で2つ持ってると先輩が近寄ってこなくなる。
現場では「その分野は詳しいんだな」って感じ。
しかし中堅以上は資格より実務経験優先。
難易度 :高
就活評価:高
社内評価:高
論文系は知りません。
今ちょうどデータベース関係の案件に携わっているんだけれども
データベーススペシャリストを取って良かったと心底思っています。
現場ではテーブル数100弱、属性数1000以上のデータベースを扱ってるからね。。
難解なER図をすらすら読めるのはかなり楽。
それなりにSQL知ってるから効率的なクエリを作るのに時間がかからない。
業務知識を持ってるのも大きい。
応用情報技術者もなかなかの難関資格ではあるけど、実務ではあまり通用しないな。
スペシャリスト試験と比べると各分野の内容もかなり低レベルに感じる。
(H23特別の応用DB,SCを解いてみたら計15分程度で両方満点とれた・・・)
というわけで、技術者を目指すなら早いうちにスペシャリストを取りましょう。
追記:情報処理技術者試験について No.2