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(2023.10.25)

2014年1月11日土曜日

情報処理技術者試験について No.2

平成25年度12月、無事にネットワークスペシャリスト試験に合格する事ができた。


更新。



資格の評価やらなんやらは以前書いたので、今回は今現在の資格に対する僕個人の偏見をメモしておこう。


【偏見その1】応用情報技術者(笑)
まず断っておくが応用情報技術者は紛うことなき難関資格である。
問われる内容がかなり専門的で、かつ範囲が広い。IT業界人でもなければ問題文の読解すら不可能。
確かに難しい。僕だって合格した時はすごく嬉しかったよ。

しかし周りを見渡してみると、この資格を取って満足しきってしまう奴の多い事!

応用情報技術者が難関である所以は、専門性よりもその出題範囲の広さにある。
ひとつひとつの分野で要求される「理解の深さ」は実は大したものじゃないのだ。
高度区分試験の出題内容と比較してみればよくわかるだろう。
応用情報技術者試験に合格したからといって、その知識が実務レベルで役に立つというわけでは決してない。


【偏見その2】情報セキュリティスペシャリスト(笑)
まず断っておくが情報セキュリティスペシャリストは紛うことなき難関資格である。
問われる内容は実務的で専門性が高く、データベースやネットワークなどの他分野との関連だけでなく
情報システムの運用管理方法まで視野に入れておかなければならない。あとP部長こわい。
確かに難しい。僕だって合格した時はものすごく嬉しかったよ。

しかしこの資格を取ってもほとんど役に立たない!

「社員に取らせたいIT資格ランキング」みたいなランキングでは近年、この資格はだいたいTOP3に入っている。
会社的には、社員の情報セキュリティに対する意識を高めることでセキュリティリスクを低減したいのだろう。
実際その効果はあると思うし、情報漏洩など起ころうものなら数千万円以上の損害を覚悟しないといけないため
経営者からすると馬鹿にならない。中小企業なら倒産もありうる。
とはいえこの試験で出題される内容は概念的なものが多いので、開発の現場でリスク対策を実装するような段階では
具体的な技術や対策手順を提案するには心許ない。
つまるところ、合格した所で例えば実際にセッションハイジャックできるようになるわけではなく、
自分でセッションハイジャックできない以上セッションハイジャックを防ぐのは難しいってことだな。


【偏見その3】「資格(笑)」(笑)
「情報処理の資格なんか取っても意味ない」って言う人は案外多いが、9割方は資格を持ってない人たちである。
その手の人たちの言い分は「技術があれば資格がなくても仕事ができる」というものだが、
技術があれば資格なんかすぐ取れちゃうはずで、つまり資格を持ってないということは・・・

「受験したことがない」なら、その資格の難易度や価値なんかわかるわけがないから黙っておくべきだし
「不合格」なら僻みだよね。
要するにそういうことはスペシャリスト3つ取ってから言ってくださいねということだ。

資格の他にも大事なことがあるっていうのは大賛成だ。実務経験とか協調性とか言語能力とかすごく大切。
とはいえITの仕事をするならITに関する知識や技術を客観的に証明できることも大事なんだよね。